全国47都道府県に在住する20~69歳の男女5,000人を対象に「ペットに関する調査(2022年)」をマーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施し、ペットに関わる実態や意識・行動などを全般的に聴取しました。今回は、ペットの飼育状況、関連サービスの利用や意向などを聴取し分析をした。
■調査結果
【ペット飼育状況と今後の意向】
現在、ペットを飼育している人(現飼育者)は23%、過去に飼育していたが現在は飼育をやめた人(過去飼育者)は28%と、合わせて51%はペットの飼育経験があった。<図1>ペットを現在飼っていない人に今後飼いたいか確認したところ、31%が「飼いたい」意向があった。その中でも過去飼育者は、再び「飼いたい」が51%と半数を占めた。<図2>
【ペット飼育者と関連サービスの利用と意向】
ペットを現在飼っている世帯において、最もペットの世話をみている飼育者は、「自分自身」が60%と最も多く、次いで「配偶者」の17%と「親」の16%。男性より女性の方が主に世話をしている。<図3>現在利用しているペット関連サービスは、「通院先病院」「健康を考えたペットフード」「トリミング・美容関連」「ペット保険(入院・通院・手術など)」で2~5割。現在は利用していないが利用したい・利用予定のものは、「墓・供養」が35%と最も高く、「ペットホテル・預かりサービス」「留守番見守りカメラ・自動餌やりなどのIoTツール」「ペット保険」が2割であった。<図4>
【困りごと・気になる点】
現飼育者の困りごとは、「長期間留守にできない」が37%、「ペットロス」32%、「病気になってしまわないか」31%などがあがった。一方、過去飼育者で今後飼いたい人の気になる点は、「長期間留守にできない」が53%、「お金」46%、「ペットロス」「掃除が大変」「面倒を見られるか」「病気にならないか」35%である。また、飼育未経験者の気になる点は「お金」が51%、「長期間留守にできない」44%、「面倒を見られるか」39%であった。現在や過去の飼育経験者では、ペットロスや健康などペットへの心配事が上位にあがる傾向にある。<図5>【ペットを飼いたくない理由】
今後、ペットを飼いたくない理由を自由回答で聴取した。過去飼育者では、「ペットロスが辛い」や「年齢的に面倒をみられない」など情緒的な意見が多かった。飼育未経験者では、「世話が大変」「お金・時間がない」「動物が苦手」「アレルギー体質」など、ペット飼育に対する現実的な声が多く聞かれた。<図6>■レポート項目一覧
□ 属性設問(性別/年代/婚姻状況/居住地/同居家族/職業/同居家族人数/住居形態/ポテンシャル・ニーズ・クラスター)
□ 調査結果トピックス(時系列比較まとめ・トピックスまとめ)▼調査結果詳細
□ ペット飼育状況
□ ペットの名前の有無(現飼育者)
□ ペット種類
□ ペット入手経路
□ ペットを飼うようになった理由
□ 世話をしている人/最も世話をしている人
□ ペット関連サービス利用
□ ペットフード・食事代/それ以外の月額費用
□ ペット同伴のお出かけ状況/お出かけ頻度
□ ペット写真・動画などのSNS投稿状況
□ ペット写真・動画などのSNS投稿理由(自由回答抜粋)
□ ペット関連SNSコミュニティの入会状況
□ ペットを飼うメリット(良いこと)
□ ペットを飼うことの困りごと
□ ペットを飼っていて面倒と感じること(自由回答抜粋)
□ ペット飼育意向
□ 飼いたいペット種類/飼っていたペット種類
□ ペットを飼う上で気になる点
□ ペットを飼いたくない理由(自由回答抜粋)
※レポートでは、性年代別/世帯人数別/住居形態別/飼っているペットの種類別のグラフを掲載しています。◆レポートのダウンロードはこちらから
https://www.cross-m.co.jp/report/life/20221110pet/■調査概要
調査手法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 20~69歳の男女
調査期間 : 2022年10月21日(金)~10月25日(火)
有効回答数 : 本調査5,000サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
ペットは家族同然「お墓・供養」「保険」のサービス利用意向が上位 「留守にできない」「ペットロス」「病気が心配」が飼育のお困りごと|株式会社クロス・マーケティングのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000371.000004729.html